全く関係の無い話だが

つかこうへい氏がエッセイの中で紹介していたエピソードで次のようなものがある。

かの田中角栄氏が、自身の派閥に大物政治家を組み入れんものとさまざまの運動を試みた時の話なのだが、この政治家、金には目もくれず、甘言には耳も貸さず、また送り込まれた美女にもいっかな心動かされた様子が見えない。
ほとほと困り果てた角栄氏、意を決してこの大物政治家の元を直接訪れて、
「おい、オレじゃ駄目か?」
意味ありげに御尻を振って見せたという。
さすがの大物氏も、この角栄氏のオルグへの情熱を目の当たりにして、破顔一笑。以降は角栄氏のブレーンとして先頭に立って活躍したとの事。
行動の是非はともあれ、情熱というものは現に人を動かす力を持つものだというお話である。

いや、全く関係の無い話なんですけれどもね……。